FP3級の難易度
2024年4月より、3級FP技能検定はCBT試験方式に移行しました。
CBT試験とは、コンピュータを利用して実施する試験です。受検者はパソコンやタブレットに表示される問題に対してマウスやキーボードを使って回答していきます。
期間 | 科目 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 | 技能検定合格者数 |
2024年4月~9月 | 学科 | 35,523 | 30,626 | 86.2% | 29,605 |
実技 | 34,898 | 29,935 | 85.8% |
(日本FP協会HPより)
合格率は学科、実技ともに80%を超えています。
比較的合格しやすい試験であるといえるでしょう。
FP3級の試験内容
〇学科試験
A ライフプランニングと資金計画
B リスク管理
C 金融資産運用
D タックスプランニング
E 不動産
F 相続・事業承継
〇実技試験
「資産設計提案業務」
「個人資産相談業務」
「保険顧客資産相談業務」
実技試験は3つのうち、1つを選ぶことになります。特に保険を勉強したいというわけでなければ、「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」のいずれかを選べばいいでしょう。
きんざいと日本FP協会、どちらで試験を受けたらいいの?
FP3級は開催団体が2つあり、金融財政事情研究会(以下きんざい)と日本FP協会という、2つの指定試験機関により運営されています。学科試験は同一ですが、実技試験はそれぞれ試験内容が異なります。
実技試験には以下の3つの分野があります。
「資産設計提案業務」
「個人資産相談業務」
「保険顧客資産相談業務」
資産設計提案業務は日本FP協会が主催していて、その他は金融財政事情研究会(以下きんざい)が主催しています。
「保険顧客資産相談業務」
保険に特化した実技試験です。保険について学びたい、あるいは将来、保険に関わる仕事に就きたいと決めている方は、「保険顧客資産相談業務」を選ぶといいかと思います。
私自身は保険に関わる仕事に就きたいと思っておらず、深く考えずに日本FP協会で試験を受けました。
金融知識を身につけたいということでしたら、とりあえず日本FP協会を受けてみてはいかがでしょうか。